December 16, 2018

ユング-Carl Gustav Jung-のライフサイクル論

ユング-Carl Gustav Jung-の言葉
「私の一生は、無意識の自己実現の物語である」
「世界を創造するのは神ではなく、この私であり、
<私>の意識化という創造行為によって初めて、世界は客観的に存在するものとなるのである」
「すべての人間は
生まれながらの心理的な力-psychological force-を無意識に共有する-集合的無意識-。
これを「元型-archetypes」と名づけた。
異文化間の神話に見られる類似性から、このような普遍的な原型が存在することを明らかにできると考え、この元型が表現された一つの形態が神話だ」

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<ユングのライフサイクル論>
ユングは、人の一生を一日の太陽の進行に擬え
40歳を人生の正午と呼び
人生を日の出から日没までの4つの時期に分けた。
<少年期>-<成人前期>-<中年>-<老人>であり
それぞれの境に<転換期>の存することを示した。

私自身を振り返れば――
19歳にして、演劇へ、舞踊へと、表現者たらん、創造者たらんと走りだし
その双つ道は37~8歳にて大輪のひとつ花を咲かせ、まさに黄金期を迎えたものの
43歳にして大いなる挫折に遭い、なにもかも喪失
転換期というより、ゼロからの生き直しとなった
三度目の転期とすべきは、6年前の小屋づくり<座・九条>を起点と見做すか
或いは、現在取り組みつつある、新しい小屋のスタートとなるべしか……

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―今月の購入本-2014年08月
◇ミヒャエル・エンデ「鏡のなかの鏡―迷宮」岩波書店
◇東田直樹「跳びはねる思考―会話のできない自閉症の僕が考えていること」イースト・プレス
◇東田直樹「あるがままに自閉症です」エスコアール
◇萩原延壽「旅立ち <遠い崖>1 アーネスト・サトウ日記抄」 朝日文庫
◇萩原延壽「薩英戦争 <遠い崖>2 アーネスト・サトウ日記抄」 朝日文庫
◇萩原延壽「英国策論 <遠い崖>3 アーネスト・サトウ日記抄」 朝日文庫
◇佐野眞一「甘粕正彦―乱心の曠野」新潮社
◇広瀬 隆「赤い楯―ロスチャイルドの謎〈Ⅰ〉」 集英社文庫
◇広瀬 隆「赤い楯―ロスチャイルドの謎〈Ⅱ〉」 集英社文庫
◇広瀬 隆「赤い楯―ロスチャイルドの謎〈Ⅲ〉」 集英社文庫
◇広瀬 隆「赤い楯―ロスチャイルドの謎〈Ⅳ〉」 集英社文庫
◇レスリー・チャン.他「さらば、わが愛―覇王別姫」 DVD
◇横山三四郎「ロスチャイルド家」 講談社現代新書

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December 14, 2018

ラオスの民法成立と<JICA>

-日々余話-ラオスの民法成立と<JICA>

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今日の毎日新聞朝刊の3面<金言>欄で
「ラオスで民法成立」との見出しで西川恵氏が記す-以下引用
ラオスで日本が起草に関わった民法法案が同国の国会に上程されたと、先月23日のこの欄で紹介した。
今月5.6の両日審議が行われ、成立した。
国際協力機構(JICA)が同国の法整備支援に関わって20年。大きな成果に結実した。
この民法は官報に掲載され、周知期間を置いて2020年春ごろ施行される見込み。途上国でJICAが起草に関わった民法はベトナム、カンボジア、ネパールに続き4カ国目となる。

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たまたま来日中のラオス司法省のプンサワット副大臣に成立翌日話を聞いた。
「大変うれしい。日本の支援が他国と違うのは、他の国は専門家を短期だけ派遣するが、日本は首都ピエンチャンに常駐させ、ラオスの事情を深く理解してアドバイスしてくれました。両国合作の民放です。」
社会主義国のラオスが市場経済体制へ移行したのは1980年代後半。以来多くの支援国が市場経済に必要とされる契約法、所有権法、担保法など個別の法律整備に携わった。
JICAが98年に初めて同国の法整備に関わった当時、そうした個別の法律が相互の整合性を欠いて存在していた。
JICAは民法の教科書や問題集を作り、ラオスの法曹界関係者と議論しながら中核人材を育ててきた。
12年、同国政府から民法典の起草を依頼された。なぜ日本だったのか。
現地駐在の専門家、入江克典(弁護士)は「ラオスに寄り添い、細かいところまで同国の主体性を尊重して指導するやり方に『日本に任せよう』となつたようです」と語る。
日本が育てた中核人材33人と日本人専門家2人の起草グループが結成された。ラオス側の案に日本側がコメントし、条文が実情に合っているか一緒に確認し、条文同士の整合性を図り文言修正を行い、双方の緊密なキャッチボールで起草は進んだ。
こうして個別法の時は整合性を欠いた所有権法、家族法、契約内外債務法、相続法などを一貫性あるものにして束ねた<630条の民法典>が完成した。-後略- と。

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今月の購入本-2014年06 & 07月
◇小森陽一「橋下<維新の会>の手口を読み解く―競争、統制、自己責任」新日本出版社
◇石牟礼道子「苦海浄土-新装版」講談社文庫
◇マリオ・フラッティ「フラッティ戯曲集」未来社
◇宮本哲也「賢くなるパズル-数字ブロック 中級」学研プラス
◇宮本哲也「賢くなるパズル-四則 中級」学研プラス
◇高橋 治「純情無頼―小説阪東妻三郎」 文春文庫
◇清水 徹 & 出口裕弘「バタイユの世界」青土社

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December 13, 2018

今日は正月事始めの煤払いとや

そういえば夕刻のTVニュースで
何処の寺だったか、煤払いの模様が紹介されていたが
しかし、我が身はといえば
今日と明日の二日は、何方様の思し召しか
煤払いどころか、自由も利かぬ缶詰状態にて
ああ、やるせなや、やるせなや…

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―今月の購入本-2014年05月

◇ピーター・オトゥール「アラビアのロレンス-完全版」 DVD
◇山本昌代「文七殺し」 新潮文庫
◇山本昌代「江戸役者異聞」河出書房新社
◇杉浦日向子「百物語」 新潮文庫
◇森 鴎外「百物語」 Kindle版
◇中井正一「絵画の不安」Kindle版
◇中井正一「現代美学の危機と映画理論」Kindle版
◇中井正一「リズムの構造」Kindle版
◇中井正一「芸術の人間学的考察」Kindle版
◇中井正一「<見ること>の意味」Kindle版
◇北村透谷「内部生命論」Kindle版
◇北村透谷「北村透谷詩集」Kindle版
◇D.スペンダー「フェミニスト群像」勁草書房
◇杉浦日向子「百日紅 (上)」 ちくま文庫
◇杉浦日向子「百日紅 (下)」 ちくま文庫
◇篠原 匡「神山プロジェクト-未来の働き方を実験する」日経BP社
◇九鬼周造「<いき>の構造」Kindle版
◇吉川英治「三国志/私本太平記/鳴門秘帖/宮本武蔵 全巻」Kindle版
◇石原莞爾「最終戦争論・戦争史大観」Kindle版
◇中島 敦「山月記」Kindle版
◇坂口安吾「桜の森の満開の下」Kindle版
◇夏目漱石「夢十夜」Kindle版

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<肥後浪曲>から<肥後琵琶>へ――

小沢昭一が自身の足で集めた労作「日本の放浪芸」は
’71年から’77年にかけて全4部作として順次発売されたという
然れば、私が全集を買い求め、ひととおり聴いていたのは’80年頃だろう。
そのなかで格別に心に留まったのが山鹿良之の琵琶弾き語りの世界であった。

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但し、今でこそ山鹿良之と言えば<肥後琵琶>とされているが、
当時の放浪芸シリーズでは<肥後浪曲>と紹介されていたと記憶する。
三味線ではなく、琵琶による弾き語り、であったにも拘わらずだ。
この芸を見すぎ世すぎとして生きてきた山鹿自身
戦中から戦後における浪曲の全盛期にあっては
そう言わざるを得なかっただろうし、世情にもそれが相応しかったのだろう。
<肥後浪曲>から<肥後琵琶>への呼称の変移は
「放浪芸」の収録.紹介に端を発してか
山鹿良之の琵琶弾き語り芸が、好事家にひろまり世間の注目を集めてきたからだ。

意外にも-
2007年に発売されたというCD3枚組の「肥後の琵琶弾き 山鹿良之の世界」と
「日本の放浪芸」に収録されている曲はすべて異なっている。
解説書に紹介されている各曲の収録時期を見て合点がいったが
「道成寺」のみが’89年で、他の曲は、古くは’63年、他はすべて70年代前半だ。
となれば「放浪芸」収録の時期とほとんど同じ頃だということ。
同じ曲を収録する訳にはいくまい。

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2014.04―今月の購入本
◇島田清次郎「地上・地に潜むもの」Kindle版
◇杉田明子「中高生のための「かたづけ」の本」岩波ジュニア新書
◇多田富雄「落葉隻語/ことばのかたみ」青土社
◇石牟礼道子&多田富雄「言魂」藤原書店
◇ロジャー・パルバース「驚くべき日本語」集英社
◇雑誌「中央公論-独善中国の命脈/一党支配はいつまで続く」2014年05月号」
◇宮崎 勇「証言・戦後日本経済/政策形成の現場から」岩波書店
◇井口和基「ニコラ・テスラが本当に伝えたかった宇宙の超しくみ <上>」ヒカルランド
◇尾崎放哉「入庵雑記」Kindle版
◇尾崎放哉「北朗来庵」Kindle版
◇尾崎放哉「海」Kindle版
◇尾崎放哉「石」Kindle版
◇尾崎放哉「俺の記」Kindle版
◇新藤兼人「女の一生―杉村春子の生涯」岩波書店


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December 12, 2018

きょうでおわかれなんて唄にしかならないのです

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きのう おあいしたんでしたね …たしか
…ええ そうでした 
…きょうはおわかれですね …じゃ さよなら
…いや ちょっと まってください
…きょう さよならするんですから きのう あったことは だれにも秘密にしときましょう
…できれば なかったことに
…だって さよならなんて 照れちゃうでしょ なんとなく おおげさで …うそみたいに ドラマティック
…そんなものじゃありませんよ きのうおあいしたことよりも きょうおわかれするほうが あつかいが大きくなるってのは
…いやなんですよ ぼくは …不公平ってものですよ ね
…朝 おはよう っていって 夕方に さよなら
…これは いいんですよ あしたまたおはようっていえるとおもっているし …たいてい やっぱり そうなるし
…だから あしたになって おはようっていえなかったら …これは こまるんですよ 肩すかしくったようで …たまんなく やりきれなくて
…こんな日は きまって 風邪ひくんです …風邪なんかひいたら つまんないですよ
…ほんと え ええ だから あったんですよ たしかに きのう そう
…ええ きのう 
…でもね ないしょにしときましょう 秘密に …あなたと わたしの 
…だって ね おかしいですよ やっぱり 
そう そうですよ なかったんですよ …なかった なかった 
あわ…なかった …そういうことに 
ええ …なかったことに

1974年4月に、
私は「劇団アカデミー演劇研究所」に身体表現の講師として就き、
以後81年3月まで7年間務めた。
毎年3月には一年間の課程を卆えた若い人たちを見送ってきたわけだが、
その贈る詞として綴ったのが先の一文だ。
1977年3月だったから、私にとっては3年目に迎えた生徒たちだった。
題は「きょうでおわかれなんて唄にしかならないのです」と冠した。

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―今月の購入本-2014年03月

◇別冊太陽「速水御舟―日本画を「破壊」する/日本のこころ-161」平凡社
◇夢野久作「押絵の奇蹟」Kindle版
◇秋元松代「かさぶた式部考・常陸坊海尊」河出書房新社
◇夢野久作「ドグラ・マグラ」Kindle版
◇雑誌「Newton/2014年04月号」ニュートンプレス
◇CD「日本の音楽」ビクター
◇CD「浪曲さわり集 ベスト」キングレコード
◇アントナン・アルトー「神の裁きと訣別するため」 河出文庫


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